家を売却した後に売却益が残った場合、譲渡所得として税金がかかります。
そこで必要な手続きが確定申告です。
家の売却益には利用出来る税額控除の制度があります。
しかし。
制度を利用するために様々な書類を揃えなければなりません。
今回は家の売却した後に必要な確定申告についてご紹介します。

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確定申告で必要になる書類
家の売却で譲渡所得がある場合、必要になる書類が確定申告書のBです。
次に譲渡所得の内訳書を作成して提出する事になります。
この書類を作成する上で必ず必要になる資料ががあります。
- 家を売却した時の売買契約書
- 不動産会社へ支払った仲介手数料の領収書
- その他諸費用の領収書
が必要になります。
まだまだ用意するが必要な書類があります。
確定申告はあなたの給与所得の申告が必要になります。
会社から発行される源泉徴収票を準備しておきましょう。
源泉徴収票は原本を提出します。
確定申告以外に必要になることを想定してコピーを手元に保存しておく事をおすすめします。
居住用財産の特別控除に必要な書類
売却した家が居住中または居住しなくなってから3年以内の年末までに売却したときに利用出来る税額控除があります。
居住用財産の特別控除です。
この税額控除を利用すれば譲渡所得から3000万円を控除する事が出来ます。
制度を利用するために用意しなければならないのが書類をまとめます。
- 譲渡所得の内訳書
- 住民票の写し
- 登記事項説明書
登記事項証明書は軽減税率の適用を受ける場合に必要になります。
特定居住用財産の買換え等の特例
特定居住用財産の買換え等の特例を利用するときは必要な書類が増えます。
- 譲渡所得の内訳書
- 売却・購入両方の登記事項証明書
- 住民票の写し
- 売買契約書の写し
が必要になります。
必要になる書類が増えますが1度に全部揃えようとすると大変です。
事前に計画を立てて書類を準備することが大切です。
損失の損益通算を利用する場合
家の売却で損失が発生しても、本来は給与所得と損益通算を行う事は出来ません。
しかし。
2015年12月31日までの売却であれば損益通算する事が出来ます。
*期限の延長はありませんでした。
家の買換えたとき
家の買い換えを行ったときに必要な書類はこちらです。
- 居住用財産の譲渡損失の金額の明細書
- 居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の対象となる金額の計算書
- 売却・購入それぞれ登記事項証明書
- 住民票の写し
- 売買契約書の写し
が必要になります。
これだけではありません。
家を買い替える際に利用した住宅ローンの残高証明書も必要になります。
買換えを伴わないとき
次に買換えを伴わない場合です。
- 居住用財産の譲渡損失の金額の明細書
- 居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の対象となる金額の計算書
- 売却した家の登記事項証明書
- 住民票の写し
- 売買契約書の写し
- 住宅ローンの残高証明書
が必要になります。
まとめ
今回は家の売却した後で行う確定申告に必要な書類についてご紹介しました。
必要になる書類の種類は膨大で準備も大変です。
確定申告の直前になって準備をスタートして、一気に書類を揃えることは大変です。
家を売却した後は確定申告専用のファイルを準備して少しずつ書類を集めることをオススメします。
何事も準備が大切です。
あなた一人で全てを行おうとすると息が詰まってしまいます。
売却のパートナーである不動産会社の担当者の協力も得ながら準備を進めましょう。
一生に一度の売却だからこそ確定申告まで気を抜かずに手続きを行いましょう。