新築でマンションを購入してから、残念ながら基本的に査定額は下がり続けます。
家族構成の変化で住み替えを検討しているあなたにとって査定額の下落は気になるポイントだと思います。
なぜなら、マンションの売却は査定額から相場に合わせて売却額が決まるからです。
では、新築から何年くらいでマンションの売却を検討するのが良いと思いますか?
査定の目安は築後年々変化して行きます。今回はその目安をまとめました。

マンションの査定額の算出には基準があります
日々刻々と変化しているマンションの査定額。
その査定金額ですが、基本となる算出基準は存在しています。
まず周辺にある似たようなマンションの売買事例を参考に査定額を決定する方法として『取引事例比較法』があります。
また、公益財団法人不動産流通近代化センターの価格査定マニュアルに掲載されている決められた評価方法に基づいて査定額を算出する方法もあります。
この際に基準になるのが、マンションの築年数なんです。
その他の判断基準としては、専有面積や日当り、周辺環境なども加味された後に査定額が決定されます。
では、マンションの査定額が下がり始めるタイミングはいつだと思いますか?
中古のマンションでは築10年をめど査定額の下落がスタートします。
それ移行は年々、査定額が累進的に減少してきます。
つまり、年を追う毎に下落幅が大きくなっていきます。
売り時は築10年!一方で20年以降なら
もしあなたがマンションを購入する側になったら、という視点で少し考えてみて下さい。
中古マンションを購入したいとなれば、築何年くらいのマンションを選ぶと思いますか?
もちろん浅ければ浅い方が良いですが、一般的に購入者側から見ると6〜10年目くらいまでと言われています。
そのため、10年目までのマンションなら中古市場でも十分に戦えるのです。
一方で、11年目以降19年目までは年々売買価格が下落していきますが、20年目以降は横ばいになります。
もちろん10年目までに売却→住み替えを行う事が1番良いタイミングですが、20年目を超えてくると焦って売却する必要はありません。
逆の20年を超えると、売買価格は一定になってくるのでプチリフォームなどで手を加えるとあなたのマンションにプレミアムが付きます。
最後に、意外なポイントがあります。
それが『大規模修繕の有無』なんです!
10年を超えているマンションでも大規模修繕が予定通り実施されていて、完了済みであるなら査定額がUPする可能性があります。
なぜなら、大規模修繕が長年実施されていない場合、毎月支払っている修繕積立金が増額される可能性が出てくるからです。
大規模修繕が実施されていないにも関わらず、修繕積立金が十分でない場合も売却が難しくなります。

売却は先の事でも価値を知る事は大切です
今回はマンションにおける査定額の変化についてご紹介しました。
マンションの査定で、高い査定額を出すためには築10年までが目安と言えます。
マンションの入居当初より、住み替えなどを計画しているのであれば10年を目安にしましょう。
注意するポイントとしては、目安は10年ですが個別の事情も加算されます。部屋の向きや大きさなどです。
時期などによっても、査定額は変化します。
今すぐ売却する予定が無くても、あなたのマンションの今の価値を知っておく事はこれからの計画を立てる上で役に立つはずです。
査定はインターネットで簡単に複数の会社から受ける事が出来ます。1回の入力で複数の査定額を比較出来るので非常に便利です。
1分程度で入力は完了するので、早速試してみましょう。

